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倉庫内のパレット貨物。FedEx Non-Stackable Surchargeの解説用イメージ

FedEx Non-Stackable Surchargeとは?条件・料金・回避ポイントを図解

FedEx Non-Stackable Surchargeとは?条件・料金・回避ポイントを図解

Q. FedExの「Non-Stackable Surcharge(ノンスタッカブル・サーチャージ)」とは何ですか? どんな貨物に追加料金がかかるのでしょうか?

A. FedExのNon-Stackable Surchargeは、貨物を垂直方向に安全・確実に積み重ねることができないFreight Handling Unit(パレット、スキッド、貨物単位)に対して加算される追加料金です。

FedExから弊社へ案内されたService Guideの説明では、主に次の3つが「Non-stackable」の代表例です。

FedExが挙げる「Non-Stackable」3つの代表例
△
① 天面・底面が平らで安定していない
上面が斜め、丸い、凸凹している、底面が不安定など。上に別の貨物を安全に置けない形状。
⚠️
② 上に貨物を載せると損傷する
機械、家具、精密機器、壊れやすいケースなど。見た目が平らでも、上から荷重をかけられない場合。
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③ 平らでも幅が狭すぎる
FedExの例では1〜2本のbarrel / drum。天面が平らでも、他の貨物を安全・確実に支える面積が足りない場合。
倉庫内のパレット貨物。FedEx Non-Stackable Surchargeの解説用イメージ

イメージ写真:CHUTTERSNAP / Unsplash

「Stackable」と「Non-Stackable」の違いを図で確認

✓ Stackable のイメージ
FLAT & STABLE

平らで安定した天面・底面があり、十分な幅と強度があって、別の貨物を安全に載せられる。

✕ Non-Stackable のイメージ
UNEVEN / FRAGILE

斜面・突起・壊れやすい天面・狭い接地面などにより、他の貨物を安全に積み重ねられない。

よくある誤解:「天面が平らなら大丈夫」ではありません

FedExの定義で重要なのは、単に見た目が平らかどうかではなく、「別のFreight Handling Unitを垂直方向に安全・確実に積み重ねられるか」です。

そのため、天面が平らでも、荷重に耐えられない、商品が破損する可能性がある、パレットや貨物の幅が狭すぎる、といった場合はNon-stackableと判断される可能性があります。

ポイント
「実際に上に別の貨物が積まれたか」ではなく、その貨物が安全に積み重ね可能な構造かが判断基準です。

2026年のNon-Stackable Surchargeはいくら?

FedExの2026 U.S. Service Guideでは、Additional Handling Surcharge — Non-stackableの公表額は次のとおりです。

対象サービス2026年公表額
FedEx International Priority Freight
FedEx International Economy Freight
FedEx International Deferred Freight
$350 / freight handling unit
U.S. Express Freight Services$360 / freight handling unit

特に注意したいのは、国際Freightでは「1 shipmentにつき一律」ではなく、Non-stackableと判断されたFreight Handling Unitごとに加算される点です。複数のパレットを1 shipmentとして出しても、複数ユニットがNon-stackableなら、それぞれに追加料金が発生する可能性があります。

また、FedEx Service Guideでは、shipper(発送者)がその貨物をNon-stackableとして指定した場合にもサーチャージが適用されると説明されています。

※上記は2026年U.S. Service Guideの公表額です。契約条件、適用サービス、改定時期等によって実際の請求条件が異なる場合があります。

なぜこんなに高い追加料金がかかるの?

Non-stackable貨物は、航空機・トラック・倉庫内で貨物の上の空間を他の貨物に使いにくくなるため、積載効率が下がります。また、他貨物と分けたハンドリングや積付け判断が必要になりやすく、通常のStackable Freightより取り扱いに制約が生まれます。

FedExのFreight Packing Guideでも、Freight貨物は輸送中に他貨物の上または下に積まれる可能性があるため、積み重ね可能な梱包を推奨しています。

追加料金を避けるためにできること

完全に回避できることを保証する方法はありませんが、FedExのPackaging Guidelinesに沿って、次の点を確認するとNon-stackableと判断されるリスクを下げられます。

発送前チェック
✓ 天面を平らで安定した構造にする
✓ パレット底面が破損・歪みなく安定しているか確認
✓ 貨物をパレット中央に収め、オーバーハングを避ける
✓ Edge board / corner boardで縦方向の強度を高める
✓ Bandingとstretch wrapで貨物をパレットに固定する
✓ 荷重に弱い商品の場合、必要に応じて木箱・ハードケース等で保護する
✓ ドラム・円筒物は十分な面積を持つパレットに固定し、転倒・移動を防ぐ
✓ 集荷前に天面・底面・四方の写真を残しておく

FedExは、edge boardが積み重ね強度の向上に役立つこと、bandingとstretch wrapで荷物を固定すること、Freightはforklift / pallet jackで扱えるパレットやスキッド等のbaseに載せることを案内しています。

「DO NOT STACK」にすれば安全?

商品の保護という意味では必要な場合がありますが、料金面では逆です。FedEx Service Guideでは、発送者が貨物をNon-stackableとして指定した場合にもサーチャージが適用されるとしています。

そのため、本当に積み重ね禁止が必要な商品はその前提で輸送費を見積もり、積み重ね可能にできる商品は梱包方法を見直してから出荷することが重要です。

請求後に「なぜNon-stackable?」となったとき

請求内容に疑問がある場合は、まず集荷時の梱包状態を確認します。特に、天面が平らだったか、底面が安定していたか、十分な幅があったか、上から荷重を受けられる構造だったかを写真と寸法で確認すると判断しやすくなります。

Streamlineでは、予期しないNon-stackable chargeが発生した場合にFedExへ確認できるよう、Freight出荷前にパレットの正面・側面・天面の写真を残すことをおすすめしています。これはFedExの公式要件というより、請求内容を確認する際の実務上の証拠として有効です。

よくある質問

Q. 平らな木箱なら必ずStackableですか?

必ずとは限りません。天面・底面が平らでも、強度不足、破損リスク、幅の不足などで安全に他貨物を支えられない場合はNon-stackableとなる可能性があります。

Q. 1本のドラムをパレットに載せればStackableですか?

FedExは、平らで安定したsurfaceがあっても、1〜2本のbarrel / drumのように他貨物を安全・確実に支えるには狭すぎるものをNon-stackableの例として明記しています。

Q. 1 shipmentにパレットが3枚ある場合、追加料金は1回だけですか?

2026 U.S. Service Guideでは、Non-stackable surchargeはper freight handling unitです。たとえば3パレットのうち2パレットがNon-stackableと判断されれば、2 unit分のサーチャージが発生する可能性があります。

Q. International Priorityの通常の箱にも$350かかりますか?

この$350のNon-stackable surchargeは、FedEx International Priority Freight、International Economy Freight、International Deferred FreightなどのFreight Servicesに対するものです。通常のInternational Priority Packageとは別の料金体系です。

FedEx公式資料

FedEx Service Guide
FedEx Freight Packing and Packaging Guidelines
FedEx Packing Resources

※2026年11月時点のFedEx U.S. Service GuideおよびFedExから弊社へ提供された説明をもとに作成しています。FedExの料金・適用条件は変更されることがあります。実際の請求は最新のService Guide、契約条件、出荷時の貨物状態に基づきます。